【サーバ運用】怪現象シリーズその2−postfixご乱心−

ファイルサーバの件は先の日記で決着を付けました。
今回のアップデートに伴う問題はこんなもんかな〜と思っていたところ、
今回作業をしていた時間にcronによって送られてくるはずの
メールが届いていない事が発覚しました。

「リブートしたタイミングと重なっちゃったかな？
まあどっちみち手動で実行し直してもメール出るやつだからいいか」
と思いつつスクリプトを実行してみたところ、何故かメールが来ない。

この時点で既に嫌な予感がよぎっているわけですが、
念のためmaillogを見てみたところ、案の定エラーが起こっているログが。

# less /var/log/maillog

Sep 25 21:48:54 xxx postfix/qmgr[917]: 9307ABDE03: from=<xxxxx@xxxxxxxx>, size=684, nrcpt=1 (queue active)
Sep 25 21:48:54 xxx postfix/qmgr[917]: CAB55BDDFD: from=<xxxxx@xxxxxxxx>, size=684, nrcpt=1 (queue active)
Sep 25 21:48:54 xxx postfix/master[915]: warning: process /usr/local/libexec/postfix/smtp pid 921 exit status 1
Sep 25 21:48:54 xxx postfix/master[915]: warning: /usr/local/libexec/postfix/smtp: bad command startup -- throttling
Sep 25 21:48:54 xxx postfix/qmgr[917]: warning: premature end-of-input on private/smtp socket while reading input attribute name
Sep 25 21:48:54 xxx postfix/qmgr[917]: warning: private/smtp socket: malformed response
Sep 25 21:48:54 xxx postfix/qmgr[917]: warning: transport smtp failure -- see a previous warning/fatal/panic logfile record for the problem description
Sep 25 21:48:54 xxx postfix/qmgr[917]: CAB55BDDFD: to=<xxxxxxxxxx@hotmail.com>, relay=none, delay=11832, status=deferred (delivery temporarily suspended
: unknown mail transport error)

というログが列記されてました。
「なんだこりゃ……？」とか思いつつ、とりあえず数回メールを
試験送信してみたところ、全てが同様のエラーが起こって停止してしまいました。
こうなるといよいよもって原因がよく解りません。
今日のアップデート後に発生している障害なので、明らかに
アップデートかそれに伴うサーバのリブートが
影響を及ぼしているのだとは思うのですが……。

とりあえず当座凌ぎとして、postfixをportsから再インストールする事で
対策を取る事にしました。

まずはいつも通りpostfixを止めて、

# postfix stop

postfixの削除を実行してからportsからインストールを実行します。

# cd /usr/ports/mail/postfix21
# make deinstall
# make clean
# make install
# rehash

インストール完了後、とりあえずpostfixを再起動させて……

# postfix start

試験送信の時に溜まったqueueを吐き出させます。

# postqueue -f

で、流れている事をログから確認。

# less /var/log/maillog

とりあえずこれでqueueが正しく流れた事を確認できたので、
正常に運用できている状態になってはいるんですが……
一体なぜこういう事が起こるんだろうか。